暗黙の了解
すべらない話No.12
投稿者:戯言遣い(mambo)
投稿日時:2008-07-01 04:05:11
ジャンル:一般
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内容:
テニスの顧問の先生が以前、「俺の話の中に間違いがあったら、遮ってでもいいから訂正してくれ」と言っていたので、球出しの時に先生が「ちゃんとコートに打ち返してこい」と言うのに対して「先生こそちゃんとコートの中に球出ししてくださいよ」と言ったら、「今俺が話してるだろうが!」と言われた。
その日から、俺達テニス部の生徒全員の中で、先生が話をしている時に口を挟んではいけないというのが暗黙の了解になった。
ある大会があった日のこと。先生が大会への出発前にいつもの檄を飛ばした。俺達はもちろん口を挟まなかった。
先生は大会役員もしていて、選手宣誓の時に前に出てきた選手の代表と向かい合う役目だった。そして開会式が始まり、選手宣誓の時がやって来る。選手代表の少年が駆け足で前に進み、先生と向かい合い、高々と手を挙げる。そして――
「ぶわっは――っ!こ、このオッサンチャック全開じゃん!勘弁してよ。キモいキモい!」
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